- 経営理念に反するようなトラブル・クレームが以前よりも増加し始めた…
- 理念実践に注力していた優秀な社員ほど離職してしまった…
- 売上・利益ともに悪化してしまった…
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経営理念の構築・浸透施策 1
社長にも社員にもしっくりくる経営理念をつくる!
【A社 商社(社員数100名)のケース】
- 後継経営者が事業承継を行い、新体制のもと理念経営の実践に着手したが、なぜか浸透しない。
- 後継経営者がとある理念経営実践企業に感銘を受け、自社でも理念経営を推進したいと決意。
- コンサルティング会社に依頼し、理念策定と理念浸透策を推進したのだが…
A社があるコンサルティング会社と行った取り組み
- モデル企業の経営理念を参考に自社の経営理念を策定
- 経営理念をもとにクレドを策定し、クレドを活用した朝礼実施
- 理念を記した理念手帳を作成し、全社員に配布
- 理念浸透のための理念浸透研修を実施
- 理念ポスターを作成し、社内各所に掲示
- 経営者の号令のもと、会社の年度計画策定や定例会議など
全ての会議で理念の唱和を実施
しかし
ここまで実施しても社員の行動が変化しない!
弊社コンサルタントにご相談
経営理念が浸透しなかった原因が判明
「理念が浸透しない最大の原因は経営者自身にあった!」
経営者の意思決定基準や本質的な好き・嫌いが経営理念と真逆だった
原因(1)
実際に 「社長のやりたいこと」 「重要としたいこと」 「優先させたいこと」 が経営理念と違いすぎており、経営者が打ち出す経営方針や販売戦略が経営理念の方向と大きくズレていた
原因(2)
経営者が評価し、抜擢していく人材が経営理念実践とはかけ離れた人物が多く、経営理念を真面目に実践している社員は評価されていない現状があった。ほとんどの社員が矛盾を感じモチベーションを下げていた。
以上から、経営者が経営理念の推進を叫ぶほど、社員はしらけ、愛社精神も低下し、離職率が高まった。
特に若手、中堅の優秀な人材の離職率が増加した。
このケースの解決策
経営者とピッタリ合う経営理念を策定する
経営者自身に『当社独自の分析とワーク』を実践いただきます
― 弊社独自の分析とワークを通じて、経営者自身の根幹にある理念・価値観をあぶり出し、自身の本質的動機や自社のDNAを分析・抽出します
- 上記の分析とワークの結果、経営者の本質的な動機からブレない、「根本的な方針」が明確になった
- 経営者の根幹にある考え方、企業そのものが持つDNA、顧客や市場との関わりなどをもとに、経営者にも社員にもしっくりくる「経営理念」をあらためて策定
- 新たな「経営理念」をもとに、自社の戦略や各種方針を展開
この改善策により
- 組織内に、「経営理念」に対する矛盾感、反発感がなくなった
- 社員も経営理念に応じた行動をするようになり、経営理念に基づく組織風土が実現した
- 会社への信頼感が増したため、社員モチベーション調査でのモチベーションも大幅に向上し、一時高まった離職率が減少してきた
<A社に学ぶ、理念経営のポイント解説>
中小企業が陥りがちな 「理念経営」 の失敗パターン(1)
経営者の意思決定基準と経営理念が全く違ってしまっていることに気付かない会社が多い!
- (1)経営者の方針と経営理念がずれていれば、すべての施策がずれてしまいます。理念も勿論浸透しません。
- (2)トップやリーダーの言っていることと組織で行われていることの矛盾は社員のモチベーションを大きく下げます。
会社への不信感や離職率が高まる大きな要因でもあり、確実に会社の力を削いでいきます。 - (3)中堅・中小企業では、経営者の日頃の言動そのものが、経営理念のような存在となってしまうことに十分注意しなければいけません。